PAPA力向上委員会

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子供のうちから学ぶ時間管理能力!!

こんにちは。ミナトは冬の寒さに負けずに、子供たちとの遊びを楽しんでいます。その時に思ったのですけど、「こんな楽しい事をしてあげたいな」って思って色々と企画しても子供との予定ってうまくいかないことはないですか?

 

ミナト流の子供との遊び予定術があるのですが、良かったら見ていってください。この方法では、子供が予定を守って自ら動いてくれるだけでなく、時間の概念を知ったり、自分で時間を管理するという練習になります。

 

私は、妻が仕事で、子供たちと私だけで過ごす休日はいつもこの方法を使っています。そうすると、子供たちが自分で決めて自分で動いてくれるので、時間に焦たり、イライラとすることがなくなり、かなり気持ちが楽に過ごせるようになっています。

 

一緒に予定を立てる

 その方法とは……なんと単純!子供たちと一緒に予定を考えて、それをもとに一緒に予定表を作ります。一緒に予定を立てているので、子供たちもこの後にどんな予定が待っているのかを分かっています。だから、次の予定を考えて、積極的に行動することが出来ます。

 

しかし、そのためには子供たちがうまく行動できるように、手順や工夫があります。それを順番に説明していきますね。

 

手順①したい事を聞いてあげる

子供たちに予定に興味を持ってもらうために、そこには子供たちのしたいことが載っていないと意味がありません。まずは、子供たちがしたいことを聞いて、箇条書きにしていきます。

 

(例)

  • 外で遊びたい
  • お菓子作りがしたい
  • ゲームをする

例のようにざっくりとでかまいませんので、子供たちの意見を書き出してあげましょう。

 

手順②しなくてはいけないことも盛り込む

子供たちがしたいことだけではなく、「しなければいけないこと」も盛り込んでいきます。「したいこと」「しなければいけないこと」この両方を、時間を守って行えることが時間管理能力だと思います。

 

しなければいけないことというのは、「朝食を食べる」であったり、「服に着替える」というような生活の当たり前のことを私は入れています。

まだ、息子は4歳ですので、「お昼寝」なんかもしなければいけないことの一つとして入れています。次の日に、保育所があるなら、「保育所の準備をする」なんてこともいれてもいいかもしれませんね。

 

でも、出来るだけ子供がムリなく行えることの方が良いと思います。もし、できなかった時に、自信を失ったり、予定を投げ出したりすると本末転倒ですからね。最初は、簡単なことで良いと思います。

 

手順③お約束を決めておく

 お約束は、その時によって違います。その予定を行う時に、気を付けて欲しいことを選んであげています。

 

例えば、私一人で子供二人を見る日などは、「兄弟ケンカをしない。」という約束を立てたり、家族でお出かけの日などは、迷子にならないように「パパやママが、見える場所にいるようにする。」とか「人が多いところでは、手をつなぐ。」といったことをお約束として伝えています。

 

外食に行く時は、好き嫌いをする子なら、「野菜も食べる。」という約束もいいかもしれませんね。

 

工夫①時計が読めない子供には…

小さな子供だと、時計をよめない子供もいると思います。そんなときは、その予定をいつになったら行うのか?いつまで行うのか?が子供に伝わるようにする工夫が必要です。

方法はいくつかありますが、一番簡単な方法は順番に予定を行っていく方法です。1つの予定が終わったら、2つ目の予定という風に、順番に行っていく方法です。それなら、時計の読めない子供でも大丈夫です。

 

もう一つの方法は、時計の絵をかいてあげることです。「時計の短い針と長い針がこの形になったら、次の予定だよ。」と教えてあげると、少しずつですが、時計の針の動き方や時計の仕組みを覚えていきます。時計の読み方はけっこう苦戦しましたが、少しずつ覚えてきてくれました。

 

最初は、何時何分までわかってもらうのは難しいので、12時とか3時とかわかりやすい時計の絵をかいてあげると、自分で時計を見て、時計を読もうと頑張ってくれます。

大人が、タイマーをかけてあげて、「タイマーがなったら次の予定をしようね。」というのもわかりやすくて良いですよ。


工夫②文字が読めない子供には…

作った予定表を子供自身が見直して、「次の予定は何かな?」と確認できることも大切です。そのために、文字が読めない子供には、絵をかいてわかりやすく表現します。

 

(例)

  • 絵本を読む→本の絵
  • 外で遊ぶ→ボールの絵
  • 昼寝→布団の絵
  • 昼ごはん→カレーの絵(なんの食べ物でもいいですが、カレーが描きやすい)
  • 勉強→えんぴつの絵
  • ゲーム→ゲームのコントローラーの絵

どんな絵でも大丈夫です。子供が、その絵を見てなんの予定だったかわかれば、オッケーです。

 

 予定を守れるように声をかけてあげる

次のすることの時間が近づいてきたとき

当たり前ですが、遊びに夢中になっていると、予定のことをすっかり忘れて、今している遊びを永遠に続けるのではないかという時があります。そんなときは、子供に声をかけてあげる必要があります。

 

声をかけるタイミングは、次の予定の5分くらい前に声をかけてあげるといいです。次の予定にいくのか、予定を変更するのか考えられる時間が必要です。


予定の変更も子供意見を尊重

「次の予定があるから、早くして!」と急かす必要はありません。ただ、聞いてあげて、教えてあげてください。そして、子供に判断や選択を委ねます。

 

例えば、「次に〇〇の予定があるけど、どうする?もし、〇〇するなら、そろそろ今の遊びを終わらないといけないけど…?」

 

子供の答えが「次の予定のために、今の遊びを終わりにする」なら…

「じゃあ、そろそろお片付けしていこうか。」と言って、次の予定に向かいます。

 

子供が「片付ける」といったものの、もう少し今の遊びを続けたそうであれば、「じゃあ、あと5分したら片づけを始めようか?」と終わりの気持ちに切り替える時間を与えてあげるのも一つです。

 
子供の答えが「今の遊びをもっと続けたい」なら…

子供が今の遊びをもっと続けたいと希望するなら、その遊びを継続してもいいです。ただ、そのためには予定を変更する必要がでてきますよね?しなくてはいけないことは、削れないので、必然的に後で予定していた遊びが出来なくなります。

 

今の遊びを続ける為に、あとで予定していた遊びが出来なくなることを伝えたうえで、本当に予定を変更するのかを聞いてあげてください。

 

私なら、こんな風に伝えます。

「今している遊びを続けたいなら続けてもいいよ。でも、その分の時間だけ予定を変更しなくちゃいけないから、あとでする予定だった〇〇が出来なくなってもいい?」

「(こどもの名前)ちゃんが、決めていいよ。その代わり、自分で選んだんだから、ちゃんと守るんだよ。」

 

こういって自分で考えさせて、継続・変更を都度自分で決めさせます。自分で決めたという自覚が芽生えて、ちゃんと守ってくれます。

 

夜に今日一日を振り返る

一日の終わりに、今日一日を振り返って、楽しかったことを思い出しましょう。私は、お風呂や布団に入った寝る前などに、その日を振り返って子供と話をします。特に、初めて一緒に予定を立てた日などは、予定をたててみて、どうだったか?うまくいったこと、うまくいかなかったことなどを子供と話し合ってみましょう。

 

重要:子供たちを褒めてあげる

予定通りにいかないからと言って子供を叱るのはナンセンス。自分でしたかったことが出来なくなって、残念だと感じるのは子供自身です。子供がしたかったことが出来なくったって、あなたは何も損はしていないのだから、そのことにイライラする必要なんてないんですよ。


予定通りいかなかった、したいことが出来なかった。その時に、考えるべきことは、どうすれば次は上手くできるかなということです。できなかったことを悔やむ必要なんてないんです。今回、はじめて予定を立てて、頑張った、挑戦したその気持ちを褒めてあげましょうね。

 

楽しく過ごせたか?

そもそも人が予定をたてるのは、したいことをより効率的にたくさん行って、楽しむためです。だから、子供たちが楽しかったか?あなた自身が楽しかったか?はすごく大切です。たとえ、予定通りでなくても、楽しく1日を過ごすことが出来たなら大成功です。

 

そんな時は、あなたが楽しかったことを子供に伝えてあげてください。自分の立てた予定で、パパが楽しんでくれたと知ったら、子供はうれしいものですよ。

 

まとめ

子供が自分で考えて、予定を立てて、実行するって本当にすごいことだと思います。大人もですが、予定通りになんていかないことがほとんどですよね。そんな時に、どう対処するのか、考えるのかといった柔軟性も磨かれると思うので、この方法は本当にオススメです。

 

人生の時間は、みんな限りがあります。その時間をどう使うかが、生き方であると思います。限られたものであるからこそ、だらだらと意識せずに使うのは、もったいない!ぜひ、計画的に使っていきたいものです。子供たちには、小さいうちから自分の人生は自分で決めて、自分で歩むんだ!って気持ちで生きていってほしいと願うミナトでした。