PAPA力向上委員会

家庭円満を目指して、子育てや夫婦関係に悩むパパさん達の悩みを解決していただくサイトです。

母乳ではなく、ミルクで赤ちゃんを育てることは悪いことじゃない!!

お久しぶりです。ミナトです。

今日は、娘の卒園式でした。そして、昔に思いをはせていました。娘は、母乳を吸うのが下手で、ママは母乳をしっかり飲ませられないって最初のころ落ち込んでいたりしました。

また、ミルクでの育児にたいして、周りから「子供には母乳で愛情をかけないと」とか「ミルクあげてるの」なんていわれて傷ついたり、ミルクでの子育てに自信をなくしたりすることもありました。

 

でも、今だからこそわかることがあります。ミルクで育てて良かったことがあります。今、同じように悩まれている方を勇気づけることが出来ればと思います。

 

母乳のメリット

母乳にはもちろん良い効果があります。

  1. 免疫力が高まる。
  2. 栄養バランスが良く、吸収が良い。
  3. 赤ちゃんの腸内細菌が増える。
  4. 母体の回復を促進する。
  5. ルクアレルギーがおきにくい。
  6. 経済的。
  7. 哺乳瓶などが必要ないので、手軽に与えられる。

などなど、母乳は赤ちゃんの免疫力を高めて、吸収が良く、赤ちゃんの腸内環境も整えてくれます。さらに、母乳を上げることで、オキシトシンというホルモンが分泌され、子宮が収縮したり、ママの体重減少させたり、妊娠前の体に戻る働きを促進します。また、母乳はミルクアレルギーが起きにくいとの研究結果もあるようです。

 

哺乳瓶などを必用とせず、ママと赤ちゃんさえいれば与えることが出来るので、お手軽で、経済的であるともいえます。

 

母乳が、赤ちゃんとって素晴らしい飲みものであることはわかってます。しかし、母乳神話(赤ちゃんは母乳だけで、育てるべき)にとらわれてはいけないと思います。粉ミルクも、赤ちゃんにとって素晴らしい飲み物であり、母乳もミルクも素晴らしく、優劣などないと私は思っています。

 

 

ミルクで育てるメリット

①くる病の予防になる。

くる病は、骨が柔らかくなる病気です。骨が柔らかくなると、正常に成長できなくて、骨が曲がって成長したりします。ものすごくO脚になったり、身長が伸びにくかったりします。

 

その原因は、ビタミンD不足です。ビタミンDは、紫外線を浴びることにより、皮膚で作られ足り、食事から摂取することが出来ます。

 

しかし、このビタミンDが母乳にはほとんど含まれていません。粉ミルクには、ビタミンDが含まれています。

 

赤ちゃんは、母乳かミルクからしか栄養をとることが出来ません。なので、赤ちゃんにとって粉ミルクは、ビタミンDをとれる貴重な食べ物なのです。

 

②ママ以外でも赤ちゃんのお腹を満たしてあげることが出来る。

母乳はママしか上げることが出来ませんが、ミルクならパパや他の家族もあげることが出来ます。これって、ほんとうにすごいですよ。私が体感した3つのメリットをいいますね。

 

 1、パパの自覚や愛情が芽生えやすい。

まず、何よりもこれが一番です。ママと違って、パパは、赤ちゃんがお腹の中にいる体験をしないので、生まれてすぐはよく言われる「パパの自覚」なんて、芽生えないです。

 

初めて赤ちゃんと対面した時も「この子が自分の子供かぁ」と出来事としては認識しても、感覚として「愛しい我が子」までは、なかなか感じることが出来ないのが現実と思っています。

パパはお世話してく中で、パパになっていくのだと、私は思っています。

 

そして、赤ちゃんのお世話でも、抜群に愛情を育むのが、ミルクを上げることだと

感じています。生き物は食べないと生きていけないじゃないですか?食事って命をつなぐ営みそのものだと思います。

 

その食事をお世話すると、自分がこの子を育てているという実感がすごくわきます。そして、一生懸命にミルクをのむ赤ちゃんの可愛さは、震えますよ!!(#^.^#)

 

私は、子供たちにミルクをあげるのが、本当に大好きで、すごく幸せな時間だったなぁって思います。お腹がすいて、大きな声で泣きながら待つ赤ちゃんに、人肌に温めたミルクをもていくと、手を伸ばしてくるんですよ。

 

そして、哺乳瓶を口にくわえさせてあげると、ちっちゃな手で哺乳瓶を掴んで、すごい勢いで「んっぐ!んっぐ!」と飲み始めます。だんだんと、お腹が満たされてくると、飲むペースが落ちてきて、目が閉じて眠そうな顔になっていきます。

 

さっきまで、力つよく哺乳瓶を持っていたのに、手がふっと落ちていきます。毎回、ミルクを飲み終わった後は、その表情や手の位置になります。あまりの神々しさから、我が家ではミルクを飲み終わった直後の状態を「ミルクゴッド様になった」と言って笑っていました。( ´∀` )

 

だから、思うのです。可愛い赤ちゃんがいるのに、ミルクのお世話をしないのは、もったいない!!至福の時間なのですよ!!

 

 2、パパ見知りがおきにくい

基本的にパパは仕事で、ママが赤ちゃんのお世話をしている家庭は多いと思います。日中、ママと一緒にいるのでママに対して人見知りなんてしません。

 

でも、パパは別ですよ。日中、仕事でいない分、帰ってからは、赤ちゃんとかかわりがないと、パパに人見知り(パパ見知り)されちゃいますよ。パパが抱っこしたら、ママを求めて泣いちゃうなんて、寂しいじゃないですか。

 

でも、ミルクをあげるお世話をしていると、赤ちゃんも「この人は、自分にいい人だ」って、わかってくれます。もちろん、おむつ交換や沐浴もよいのですが、ミルクのお世話はやっぱり別格な気がします。これも、食事って命に直結しているからじゃないかなと思います。赤ちゃんも本能的に、自分にとって「良い人」かどうかを見極めているんでしょうね。

 

 

 3、ママの育児負担軽減

母乳だと、ママの時間は、母乳を上げる時間に支配されています。昼だろうと夜だろうと、家だろうと外出中だろうと、母乳の時間には起きて、赤ちゃんのそばにいなくてはいけません。

そのために、自分の食事時間や買い物、お風呂、美容室など、すべての時間を調整しています。でも、一番つらいのは、睡眠時間ではないでしょうか?

 

生後間もないときは、2~3時間おきに上げなくてはいけないし、成長しても3時間おきくらいに、起きて母乳をあげなくてはいけません。

 

これが、ミルクならママ以外にもあげることが出来ます。だから、パパや家族が手伝うことで、ママの睡眠時間を確保することが出来ます。

 

うちでも3時間おきくらいにミルクをあげている時には、夜9時のミルクが終わったら、ママには休んでもらって、夜12時のミルクは私があげて、夜中3時はママにミルクをお願いしていました。

 

また、私が休みの前の日の夜だったら、夜中3時のミルクも私があげて、代わりに朝はゆっくり寝かせてもらったりしていました。お互いに睡眠時間が取れるように、協力できるのも、ミルクのいいところです。

 

③夜泣きが減り、よく眠ってくれる。(個人の感想)

これは、私個人の感想ですが、母乳のみ育児をしている赤ちゃんは、夜泣きが多いなぁと感じました。うちは、娘も息子も、ミルクだったのですが、ほとんど夜泣きはない状態でした。

 

知り合いの赤ちゃんに、ミルクに変えたら、夜中よく寝るようになった子もいます。私が考えるに、母乳は消化吸収が良い分、腹持ちが悪いのかなと思います。

 

夜中に、何度も授乳しているという赤ちゃんは、夜中だけでもミルクにしてみると、ぐっすりと寝てくれるかもしれませんよ。

 

 

④乳歯が生えてきても、痛い思いしない。

これは、男にはわかりませんが、乳歯が生えてくると、痛いらしいです。哺乳瓶だと、そんなこともありません。ひどいときは血がでるとか…

 

早めに哺乳瓶にならせておくと、そんな思いをせずに済みますね。

 

⑤離乳食への移行がしやすい。

これは、私の個人的な感想ですが、母乳のみで育った赤ちゃんは、おっぱい以外のものを食べ物と認識するのが少しゆっくりに感じています。それは、おっぱいに吸い付いて出てくるものを飲むという体験しかしておらず、ママのおっぱいに吸い付くとお腹が満たされると思っているんじゃないかと想像しています。

 

それに対して、ミルク育ちの赤ちゃんは、いつも哺乳瓶に入った液体を飲んでおり、飲むと中の液体が減っていき、空になったらそれ以上は飲めなくなるというのを見ながら体験しています。そこで、漠然と中の白いものを食べている(飲んでいる)と早くから認識しているんじゃないかと考えています。

 

そのため、ミルク育ちの赤ちゃんは、離乳食が目の前に置かれ、ママが食べる所を見せると、すでに自分の中にあった食べものという概念と目の前の離乳食が結びつくのではないかと勝手に考えています。

 

みなさんの周りの赤ちゃんたちでも検証してみてください。 

 

⑥ママの仕事復帰がしやすくなる。

これは当たり前ですが、粉ミルクでの育児が可能だと、保育園で預かってもらうことが出来ます。本当は、ずっとそばにいてお世話してあげたいと思いますけど、家庭の事情は様々です。

家庭の事情に合わせて、粉ミルクを選択するというのも悪いことではないと思います。

 

うちも共働きで、ママはなかなかの仕事人間で責任感が強いです。一人目の娘の時も本当は一緒にいたかったけど、仕事のことが心配で、1年とれる育休を、半年で終わり仕事に復帰しました。その時は、そのほうが良いと考えたらしいですが、今では生後1年間は変化が多く、少しでも長く一緒に過ごしたかったと、ちょっと後悔気味です。 

 

もし、育休をどこまでとるか悩まれている人がおられたら、金銭的な余裕があるのならば、出来る限りとるのをオススメします。仕事はなんとか回るもんです。

赤ちゃんの0歳の時期は今しかないです。すごく貴重な時間だと思います。今、私に3人目の子供が出来たなら、周りに反対されようとも、迷わず夫婦ともに育休をとって、家族で過ごす時間に使いたいと思います。

だって、仕事の代わりは誰かがしてくれますけど、パパやママの代わりはいませんからね。(^^♪

 

まとめ

母乳信仰のつよい日本ですが、ミルクでの子育てが悪いなんてことはありません。ミルクにしかない良さがあります。

  • ミルクだから、ビタミンDが含まれている。
  • ミルクだから、パパの愛情も強くなる。
  • ミルクだから、ママが余裕をもって子供と向き合える。
  • ミルクだから、ライフスタイルの多様性が生まれる。

ミルクは、赤ちゃんのための素晴らしい食べ物です。ミルクだけでも、問題なく赤ちゃんを育てることが出来ます。

 

 

最後にお伝えしたいことがあります。母乳でもミルクでも、ママが赤ちゃんへの愛情に満ち溢れていることに変わりありません。母乳だからすごいわけではないし、ミルクだから悪いなんてこともありません。

 

そもそも、子供は「母乳だから…」「ミルクだから…」なんて、まったく気にしていません。子供が健康に必要なのは、たっぷりの愛情です。ママの愛情があれば、子供はすくすくと健康に育ち、幸せいっぱいな子供になります。

 

これからも一緒に、たっぷりの愛情をかけて、子育て頑張っていきましょうね!